逸話文庫:1:文藝:38
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内外古今 逸話文庫 第一編

文藝

○ 土生(はぶ)玄碩(げんせき)病丐(べうがい)を見て治法(ちほふ)を發明す

土生玄碩眼科に刻意(こくい)し、内障眼(そこひ)の膿潰(のうくわい)せるを鍼(はり)し、膿(うみ)を除去(のぞきさ)りて治(ぢ)すること獨得の術なり、初め乞丐(こつがい)の内翳(そこひ)を患(うれ)ふるもの誤りて顚仆(てんぼく)し、眼(がん)傷(やぶ)れて膿血(のうけつ)の出(いで)たるを治して發明する所あり、玄碩は藝州(げいしう)の産(さん)にて幕府に召出(めしいだ)され侍醫(じゐ)となり、終(つひ)に法眼(ほふげん)に叙(じよ)す