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夜回り帳の表紙
○ 右寄せの小文字は、入力者の注記。
p.1
          ─→ 米、もらってくね。
         |   ┌ サカモトさん
         |   └ かし — もらってゆく。
4/11(水) 20:00〜21:10
      小雨 春の陽気 ひとり 気楽。
  19時すぎにゆく。 おいしいソウザイをいただく。
国際センターうら — 寝息でシートがゆれている
  〃   おもて — 「みそスープ2杯、おいて来ますね」
          「ハイすいませんね。」がしみる。 耳にのこる。
               しらがが、毛むくじゃらだった。
   オジさんは──────────ムーン;こんど、土曜日ね。
   オジさん、昼はどこに? — メディアテーク。
大橋下、カクヤさん  呼ぶと、ゴミ山のむこうから、おどろいて、ムックリ。
  たまりますね。 — もってきても、もって行かれる。
  ハア? いいの もってゆかれる。
  マンガが一番金になる? イイヤ コットウ。
  え? コットウ、こっとう(漢じ)、こっとう へえ 〰〰〰 。
  それは? もってゆかれる。 だめジャン。
  警察は? 来ない。こないだ、清流さんの職員の人が、退職するんで、アイサツ来た。
  カクヤさん すごいねえ。
  土曜来ないんだよね。 行きませんね。
  じゃあ お気をつけて。
〔参照〕「炊き出しボランティア通信」vol.59(http://dominic1.blog117.fc2.com/blog-entry-691.html)
「土曜」は正平協の炊き出しのことと思われる。
p.2
       / ライトがいたるところ、まぶしい。
     / こんなではなかった。これでは、この公園にホームレスは、まずいないにちがいない。
  西公園 — 身障者トイレ 返事なし。
        \_ 公園
   
市内 — ホームレスが減った。
    ボランティアも減った。
   理由はわかっていない。
無感想



p.3
5/9(水) 8:35〜9:40
     会言ギ長びき、一旦帰宅の暇なく、途中のコンビニ駐車場でパンをかじってゆく。
  一人。国センターうら。いつもどおりだが、先月あたりから夜回りで気づくこと。(西公園は)もちろん、国センターうらの駐車場も、ベンチのまわりもおもても、やたらと明るい。ライトが増えた。真暗だったところが灯りに照らされている。
  / 世間の節電さわぎに逆行している。
原発のことがあるのに、ヘンに感じる。
  おもて「おじさん どこからでしたか?」「・・・岩手。」
  その 岩手 どこ? と、聞きそうになって、こらえた。自分が岩手。かわりにまじまじと、ミソスープをのむ顔をながめた。私の郷里にいる顔である。
  おじさん内陸でしょ? ハイ。
大橋下 — 長靴の季節に入った。
    草丈 大、カエル 声大、ヘビ。
  カクヤさん呼ぶ。ワキでボウシゆらめく。
p.4
  タバコのあかり、何か言いながら、近づく。よく聞きとれない。
  「やあ、先生 センセイ、そんな、いいですから。いつもお世話様ですセンセイ。」
  それから、何を話しても要領を得ない。
  ミソスープは? いらない。おむすび、卵? ほかの人にやってくれ。なぜ。 — 要するにカクヤさん酔っぱらっていた。
  もうかりますか? — もうからねえ。受け取る。「ありがとうございました。」ペコン。
西公は明るい。身障者トイレ不在。ベンチの人(新人)。 声がけ
  「夜回りです。ミソスープ。」 顔を上げ、じっと見つめる。 間。 いりません。
  信頼をとれなかった。─── 自分はどんな顔でたずねたのだろう? くやしい。
〔参照〕「炊き出しボランティア通信」vol.60(http://dominic1.blog117.fc2.com/blog-entry-704.html)
「国センター」は国際センター。高橋君は水沢出身。
p.5
6/6 夜 8:20〜9:10 曇り
国際センターうら   腕出ていた。
  〃      声がちがう、荒い。
      コンバンワー 正平協です。「なんダァ。」
      「夜回りです。炊き出しの — 公園」
      「ああ — あそこの — 」
      「ハイ。 おむすび、ゆで卵。」
      「ミソ汁あるかな、 — ─── ((声色かわった))
      前の日とのこと 聞けない。
    ココにも、生存競争を感じて去った帰った。
大橋下、バス停手前、停止灯つけたまま、ズボンはく。革靴。
  ヤブ深くなる。 殉教像・3体  やね
  大木の下。 3度 「カクヤさん」  バック。
○ この辺り、数個所判読不明。画像を掲載する。
下線部は判読不明
   ライト → 荷物「宝の山」なし。
  あっ、また=片づけられた。奥 人の寝てる様子。
  これから旅に出る日との風情。
  スーツケースひっぱる。取手出ている。
  身の周り品。本人、腹にシーツかけ出てこない。
p.6
       / 生きているか   やや怪しむ。─── ライトで照らし放しも失礼。
  あごそむけて寝ている。要するに泥酔。
  セット品置いて立ち去る。
  西公は、ライトあかるし。
「炊き出しボランティア通信」vol.62 はvol.61と同じく7.21付で学校ブログに発表。
中の「夜回り」の記事が重複しており、この日の記録はこのノートのみか。
p.7
7/11(水) 8:00〜9:25
1. 国センター うら   いつもどおり
    〃    オモテ  不在 
2. 大橋下 オク奥   カクヤさん 元気
   最近食いものない。  オムスビ、卵、カップメン、みそスープ2杯
  @また整理されてた   花火大会一回のために
   ┌ 貼紙   ここ(大木の下)は一番いい席でものすごい人
   │ ↓
   │ トイレも、いっぱい立ち並ぶ。
   └ 荷物それも大きめ5〜6つ
            これも撤去。
  A「きょうは会話成り立つ。」
    このあいだ(募金のとき)ひどかったネ。
   「若い頃は、一日一升でも、ケロッと、
    今は食いものなし。一口飲むだけだ。
    こわさないでネ。  8月またゼロ?
    でもここでないとカクヤさんに会えないから、また戻ってきて。
p.8
3. 西公園を通過して帰る途中、
   思い出した場所 昼間通った時、
   もとオノさんの陸橋下ハウス そばの大きな石碑のウラ。たくさんの傘とビニール・荷物。誰か暮らしていた。
   そこへ車○○○(*3字ほど不明)、     夜回りです。
  「コンバンワー。」          炊き出しの案内です。
             ムクッとおきた。
   ハッ?  「サトーさん?  「ハイ
   ニカニカ おじいさんの顔。
  「心配してた。どこへ?」 ∧ 「とおい とこ。
   と、言って、ニコニコ。 (クックックッ。(笑いをこらえる))
  「車へ戻って、オムスビとってきますね。」    │
   なんだか心がおどっている。 (無銭飲食でロウヤにいる、とハガさんが言っていたの思い出した。)
    あるもの全部 → サトウさんのわきに置く。  |
   さっそくおむすび食べる。      「ムーン、とおいとこ?」
            昼は? メディアテーク。
  「炊き出しは。」
  「いかない。「(*1字不明)の人 「ひどいめにあった。
(1行アキ)
 カクヤさん、と、サトウハルオさん
 二人の大事な命と再会した晩だった。
〔参照〕 「炊き出しボランティア通信」vol.62(http://dominic1.blog117.fc2.com/blog-entry-726.html)
p.9
9月5日(水) 芳賀さん不在
 通常の2か所担当依頼のtel
 渡辺さんから数日前あり。
 会議長びき 7時すぎ直行。
 −緑の夕ゲ(*夕餉)(シーフードカレー、おそ(*う)ざい)
      (3人で     ) 若者
        道案内   \付
@ 追廻   118人−−−−集合
  8人では   ぞろぞろ
A 国センターうら  表なし(5人ほしい)
B 大橋下   鉄線 入れず。 ←−┐
   ショック=市の仕事  カクヤさんの居場所
                どこへ変更?
C 評定河原 2人(3人)
D 佐トウさん → 元気 あごひげボウボウ
p.10
10月11日(水)  20:10〜21:20
 陸橋下ハウスの住人オノさんはもうおらんし、
 大橋下の住いに鉄ジョウモウを張られて、
 追い出されたカクヤさんは消息不明。芳賀さん
 もわからないというから本当に不明。
西公園の陸橋下は10数年暮らしてた住人が
いなくなり、普通の陸橋になっていた。寂しいと思う
のでない。 オノさんは 姉なる人のそのそば
    /          で暮らしているという。
   / 体をこわして入院し、
一番幸せな「社会復帰」かもしれない。
雨あがりの晩、西公園 大きな石碑のうら
ビニールシートから、もぞもぞ手が出、サトウハルオ
さんがあらわれた。ひげもじゃー
   心がウキウキして、うれしがっているのが
わかる。 \自分の
ミソスープ −−− どうやろうか? →思い出して、
100円コンビニへ、タッパーとビンを買う。
(*()そのすじ横のラーメン屋、雨模様の21時
なのに、若者中心に外に並んでいる。
p.11
びっくり。今度、食ってみよう。)
教会のオバさん方の用意してくれた、
ポットのミソスープ、と容器の具を
全部、買い求めたタッパーとビンに、
入れ込んで、渡した。
おむすびもゆで卵も、残っている3人前。
「おじさん食べれて(*ママ)いる? −− いや。
  普段は昼、メディアテーク? −− はい。
「おじさん いくつ −− 62歳。
 食べものは? −− ない。
 じゃどこか入ろうか。 −− ひどいめに会った(*ママ)から
              いかな(*い。)
 炊き出しは −− いかない
 元気で、気をつけて。 −− 夜また寄るからね。
このサトウさんをどうしたら、いいだろう。
     |
   自分は何ができるだろう?
 62歳 − Sさん見出した15年以上前。
 62歳のSさん。仙台駅  −−−→ 記事
   ↓              参(*照か。)
  現在  □□□□で□□。
○ この辺り、数個所判読不明。画像を掲載する。
下線部は判読不明
〔参照〕「炊き出しボランティア通信」vol.63(http://dominic1.blog117.fc2.com/blog-entry-761.html)
「記事」とあるのは「夜回り通信」Vol.4(2005.5.27)の「Sさんのこと」を指す。
p.12
(*メモを貼り付け)
    前のブログ
     確認
      |
    サトウさん記述
    出会い
     ゴミ箱あさり中
(*メモここまで。)
11月7日(水)
ハガさん会議不在   追廻・評定河原入る。